この記事を読むのに必要な時間は約 16 分です。
近頃、テレビやSNSなどにて「既婚者合コン」という名のイベントが取り上げられ話題になりました。
その名の通り、参加条件が「既婚者」のみに限定されており、同じ男女比の参加者が会場に集まり合コンを行うイベントです。
しかし既婚者でありながらほかの異性との出会いを求めることから、不倫や浮気を正当化させているのではないか?という意見もあります。
当記事では、実際に開催されている既婚者合コンの内容や参加者の実態、不倫や浮気に該当するのか?について解説します。
またご自身のパートナーが既婚者合コンに参加していることが分かった場合の対処法についても併せてご紹介します。
目次
「既婚者合コン」の開催内容について気になる方もいらっしゃるでしょう。
何かやましいことや危険な内容が含まれていそうな印象を受けますが、「既婚者」というワードが付いていながらも、内容はほぼ大人向けの通常の飲み会や交流会と、それほど大差はないようです。
また意外にも、既婚者合コンという名称で積極的に参加者を募集している場合がほとんどです。
主なイベント内容や概要、イベント後の流れについてご紹介します。
既婚者合コンは、基本的に集まった参加者同士で、気軽に会話を楽しんだりお酒を飲んだりして親交を深めます。
例えば、とある既婚者合コンの一日の流れは以下のようになります。
【「婚者合コン」イベントスケジュール例①】
12:00~イベントの受付開始
12:15~イベントスタート(乾杯)
14:15~イベント終了
上記のスケジュールのように、お昼ごろから開始し、2時間だけ料理とお酒が楽しめる、お気軽な雰囲気のイベントです。
お昼ごろから始まるため、家事や育児にお忙しい方でも参加できるよう配慮されています。
また明るい時間かつ短時間のみの開催であるため、話下手の方でも安心して参加でき、異性に深入りしたりする心配も少ないでしょう。
あくまでリフレッシュするため、または家族以外の方とも会話を楽しみたい方向けのイベントです。
【「婚者合コン」イベントスケジュール例②】
14:20~イベント受付開始
15:00~イベントスタート(乾杯)席替えしつつ異性とじっくり会話する
16:00~会場を自由に歩き回りながら、気になった方と会話
18:00~イベント終了
上記のイベントは午後からスタートし、参加者全員と会話ができる設定されています。
気になった方と二次会へ行ける時間も配慮されていることから、参加目的がやや恋愛の方向に向いている方を対象としている可能性があります。
イベントに参加するには、通常のお見合いパーティーや合コンイベントと同様に参加費用の支払いが必要です。
また、女性と男性とでは参加費用の額が異なる場合がほとんどで、それぞれ費用相場は以下の通りです。
女性 | 0~3,500円 |
---|---|
男性 | 9,000~10,000円 |
男性の方が費用を多めに設定されている場合が多く、女性の方は無料で参加できるイベントもあります。
また年齢別に費用が異なる場合はほぼなく、あくまで女性の方~円および男子の方~円と設定されている場合がほとんどです。
さらに早めに予約するほど参加費用が割引になったり、複数人で参加するほど安くなったり、できるだけ多くの参加者に来てもらうためのキャンペーンも随時展開されています。
既婚者合コンは、不倫や浮気の原因になるとして悪い印象を持たれがちですが、意外にもSNSやイベント主催会社が、積極的に宣伝して参加者を募っているケースがほとんど。
参加者は、SNSの広告またはイベントの告知サイトから詳細を確認し、プロフィールを入力するだけで参加できます。
参加する男女比率はイベント主催会社が適宜調節を行っているため、同じ比率でイベントが開催される仕組みです。
またイベントは、できるだけ出会いを増やして有意義な時間を過ごしてもらえるよう【アニメ好きな男女限定イベント】や【0~5歳のお子さんがいる方限定】など、条件を指定して集客しています。
そして開催日近くになっても男性または女性の人数が集まらなかった場合は、参加費用を安くして再募集をかけるなど、工夫して集客しています。
イベントの多くは、家事や育児に忙しい方への配慮から、14~17時の間に終わることがほとんどのため、終了後は、参加者が各々日常生活に戻るパターンが多いです。
ただし、もしイベント中に気になる方やお近づきになりたい方に出逢った場合、そのまま一緒にお茶をしたり近くを散歩したりする方もいらっしゃるようです。
さらに18~19時に終了する夜型のイベントの場合も同様に、気になる方や気の合う方に出逢った場合、2人だけで一緒に食事を楽しんだり連絡先を交換したりする方がいらっしゃいます。
しかし中には、肉体関係にまで発展してしまうケースもあるでしょう。
「既婚者合コン」は、既婚者であるにもかかわらず年齢が近い男女が集まって共にお酒を飲んだり会話を楽しんだりするイベントです。
そのため、不倫や浮気に該当するのではないか?という疑問が浮上するうえ、「浮気や不倫を正当化しているイベント」と受け取ることもできます。
既婚者合コンは浮気や不倫に該当しないのか?および法律違反に当たることはないのか?について見ていきましょう。
はじめに「不倫」は、法律上では「(共同)不法行為」または「不貞行為」として扱われ、以下のように定義および罰則が定められています。
“(共同不法行為者の責任)
第七百十九条 数人が共同の不法行為によって他人に損害を加えたときは、各自が連帯してその損害を賠償する責任を負う。共同行為者のうちいずれの者がその損害を加えたかを知ることができないときも、同様とする。
2 行為者を教唆した者及び幇ほう助した者は、共同行為者とみなして、前項の規定を適用する。“
【引用】「e-gov~民法~」(https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089)
浮気も不倫も、他人に損害を与えた場合はどちらも「共同不法行為」にあたる可能性があります。
さらに配偶者がいる者が、自由な意思の元配偶者以外の者と性的関係を結んだ場合は「不貞行為」とみなされる可能性があります。
不貞行為により他人が損害を被った場合、下記のよう裁判に離婚を申し立てることができます。
“(裁判上の離婚)第七百七十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。“
【引用】「e-gov~民法~」(https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089)
既婚者合コンは、気軽な飲み会や友達作りに人脈形成の場として参加できる反面、参加者の配偶者から浮気や不倫をされ心身ともにダメージを受けたと訴えられる可能性があります。
また参加者の配偶者が、自身のパートナーだけではなく自身のパートナーと会話した相手の異性まで訴えて慰謝料を請求するケースも少なからずあるようです。
実際に、既婚者合コンに参加した際にトラブルまで発展した、あるいはしかけた方の事例をご紹介します。
子どもがいない、専業主婦の30代女性の方が、毎日同じ日の繰り返しにうんざりし、刺激を求めて既婚者合コンへ参加。
カジュアルな雰囲気のイベントで、15名の参加者が全員和気あいあいとした様子だったとのこと。
イベント中に、2人の子供がおり40代前半くらいと思われる男性と、偶然にも意気投合した。
後日、2人で食事へ行き、その後もLINEでやり取りをしたという。
ある日、食事後に男性から「もう少し一緒に居たい」と誘われるも、丁重にお断りをした。
すると、突然態度を変えてランチ代5,000円を請求され、一切メッセージが来なくなったという。
自身は軽い友達探しのつもりでも、相手は同様に考えていない可能性があるため、今後は参加しないとのこと。
トラブルに遭遇したのは男性。
男性4名:女性4名の既婚者合コンに参加し、相手の女性の一人と仲良くなりそのまま肉体関係にまで発展。
翌日、相手の女性から着信があったため折り返すと、女性の旦那から指定の場所まで来るよう怒気のある声で言われた。
指定された場所は表札のないアパートで、見た目の怖い男性が数人出てきたうえ、強姦したという濡れ衣を着せられたという。
写真と免許証のコピーを取られ、警察へ相談できない状況におき、定期的に男性へ電話をかけているという。
今はまだ金銭的な要求はないが、今後、強請りをかけてくる可能性がある。
既婚者合コンに限らず、すべてのイベント開催において、人間関係のトラブルが全く起こらないとは限りません。
しかし、異性同士の出会いを求めることを目的としたイベントには、相手の家庭環境を巻き込んだトラブルに発展するリスクがあることを知っておいたほうが良いでしょう。
実際に、既婚者合コンにはどのような方が参加されているのでしょうか?
定期的に開催されるイベントには、「30代の方限定」や「お子様がいる方限定」など、さまざまな条件付きのイベントもあれば年齢や職業、プロフィールに制限を設けず、既婚者ならばだれでも参加できるイベントもあります。
また参加者の目的も、友達や人脈作り、子育ての悩みが相談できる友達探しなどさまざまで、必ずしも不倫や肉体関係とは限らないようです。
既婚者合コンを主宰する多くのイベント会社では、対象年齢を25~65歳としています。
実際の参加者の年齢層は実にさまざまで、最も低くて20代、高くて50代の方もいらっしゃり、参加者の年齢層は幅広いです。
イベントには「年齢が~代の方限定」など参加条件に制限が設けられている場合が多く、近い年齢同士を集めることで、会話が成立しやすいよう配慮されています。
またイベント開催における信頼度が高くきちんとした企業が主催している場合は、年齢を偽った者が参加しないよう、受付時に身分証の提示を必ず求める場合もあります。
「不倫や浮気目的の参加者が多いのではないか?」
というイメージのある既婚者合コンですが、最近のイベントは不倫・浮気目的の参加を禁止している、あくまで友達作りの会であると明記してある場合がほとんどです。
また実際に参加された方の理由は、以下の場合に分かれるようです。
大人になるにつれて、友達ができにくいと言われています。
特にお仕事続きだったり家事や育児に追われていたりする方は、新しい人との出会いが極端に少なくなるでしょう。
とはいえ通常の飲み会や合コンでは、既婚者はあまり歓迎されないため、既婚者合コンなら気兼ねなく参加できると感じている方が多いです。
そして既婚者または子持ちの方同士で集まることで、同じ境遇の方同士で悩みを相談し合ったり、共感し合ったりすることで、心身ともにリフレッシュできる方もいらっしゃいます。
いくつになっても女性は女性として、男性は男性として見られたいものです。
しかし夫婦生活を続けていると、だんだんマンネリ化していき日常生活や人生がつまらなく感じてしまう方もいらっしゃいます。
そんなときに家族以外の異性と会話することで、精神的にも若返り、良い気分転換になる方がいらっしゃいます。
また異性と話す場を設けることで、オシャレを楽しんだり気持ちを引き締めたりするため、日常生活にハリも生まれます。
残念ながら、このような考えを持つ方もいらっしゃいます。
多くのイベントでは浮気・不倫目的の参加を禁止していますが、出会いを求めて参加している方がほとんどなため、多少無理があるのかもしれません。
友達や人脈作り、なんとなく異性と会話してみたいと考えている方と比較すると、現在の夫婦生活に不満を抱えている方が多いでしょう。
最悪、慰謝料などのトラブルに発展する可能性があります。
ここまで「既婚者合コン」について概要や実態についてご紹介しました。
異性同士が集まる場でもあるため、不倫・浮気の原因になる可能性もあるでしょう。
しかしその一方で友達作りや人脈作り、新しい知見を広げることを目的とするならば、アリなのではないでしょうか?
もちろん参加するからには、きちんと節度を守るべきです。
ご自身の家庭と相手の家庭双方に、迷惑をかけるようなことはしてはいけません。
しかし家庭環境や状況が近い方とお話しすることで、悩みが解決したり世界が広がったりすれば、ご自身の人生がより豊かなものになる可能性があるでしょう。
安全に楽しく参加するポイントについて解説します。
既婚者合コンへ参加する際は、まず自身の参加目的を明確にします。
当記事を読まれている方のなかには、既婚者合コンに対してわずかでも興味や好奇心を抱いている方もいらっしゃるでしょう。
そのようなときは、「気軽に会話を楽しみたい」または「既婚者合コンが初めての方限定」と記載されているイベントへの参加がよろしいかもしれません。
また開始時間はお昼ごろ、かつイベントの開催時間は2時間など短時間の内容が望ましいでしょう。
また人脈作りが目的の方は、ほかのお仕事や誰かの話を聞くことで新しい刺激を得たい場合などは、同様に気軽に会話が楽しめるような会に参加してはいかがでしょうか?
しかし、できれば自身の仕事につなげたいとお考えの場合は、既婚者合コンよりも「異業種交流会」の方が適しているかもしれません。
そして最も重要なことが、イベント主催者および過去のイベントの評価について、しっかり確認することです。
確認するポイントは以下の通りです。
・主催責任者ははっきり明記されているか
・突然の開催中止やドタキャンの多発がないか
・身分証明書の提示は必須か
・過去にトラブルはなかったか
・イベントスタッフの対応は良かったか
イベントの責任者がはっきり明記されていない場合、トラブル時に対応してもらえない可能性があります。
また過去のイベントを確認し、突然のドタキャンが多発することによる開催中止が起こっていないかも確認しましょう。
参加者の管理が適切に行われていないイベントは、参加者やイベント内容の質が低く、トラブルに巻き込まれる可能性があるためです。
また身分証明書の提示が必須なイベントのみ参加するようにしましょう。
年齢を偽って参加する方のなかには、浮気や不倫目的の方がいらっしゃる可能性があるためです。
友達作りや気軽に参加できる交流会のようなものだと理解していても、もし自身のパートナーが「既婚者合コン」に参加していることが分かった場合、やはりモヤモヤした気持ちになる方もいらっしゃるでしょう。
そのようなときは、以下の選択肢があります。
お互いが適度に刺激を受けつつ過ごすことで家庭に不満を持ち出すことが減り、円満な関係を維持できる場合があります。
実際に参加者のなかには、既婚者合コンに参加することはパートナーにも了承済みだという方もいらっしゃいます。
もし相手が既婚者合コンに参加することで、ご自身に対して、および生活においてそれほど支障がない場合は、
「相手が好きなようにやっているのなら自分も好きにさせてもらう!」
と強気な気持ちを持ち、お互いのびのび過ごすのはいかがでしょうか?
既婚者合コンに参加した相手がほかの女性と肉体関係を持った、生活費を使い込むようになったなどの問題が起こった場合は、早急に対処すべきでしょう。
場合によってはパートナーや関係を持ったほかの女性から慰謝料を請求する必要があります。
慰謝料を請求する際、パートナーがイベントへ参加している様子やほかの女性と肉体関係にある証拠をそろえることで、より有利に進められる可能性があるでしょう。
「探偵事務所」へ依頼すれば、パートナーの行動を追跡し、極秘で調査を行ってくれます。
実際に行われている「既婚者合コン」の実態および浮気または不倫に該当するか?イベントに対する考え方についてご紹介しました。
「既婚者合コン」は、独身者同士で行われる合コンイベントと同様に、既婚者のみが参加してお酒や会話を楽しむイベントです。
そのため浮気や不倫に発展し、トラブルのもとになる可能性があります。
しかし、なかには親しい友人としてほかの異性と交流を深めたり、相談相手として人とのつながりを得たりしたいという方もいらっしゃいます。
もしご自身のパートナーが既婚者合コンなどでほかの女性と肉体関係にあることが分かった場合は、慰謝料を請求するための証拠集めをおすすめします。
「有限会社 ココサービス合同調査事務所」なら、パートナーの浮気調査について、メールやLINEでお気軽にご相談いただけます。
お話を伺ったうえでの料金お見積もりまでは完全無料ですので、お気軽にお問い合わせください。