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この記事を読んでいるあなたは、
◎ 不倫発覚後、夫婦関係を再構築することはできる?
◎ 不倫した夫(妻)との関係再構築には、どんなメリットがある?
◎ 一度崩れた夫婦関係を再構築する方法は?
このような悩みを持っているかもしれません。
夫婦のいずれかが不倫していると発覚した後、関係を再構築する道のりは、簡単ではありません。
一方で、再び良好な夫婦関係を構築しなおすことで得られるメリットもあります。
この記事では、不倫が発覚した後に夫婦関係を再構築する秘訣やストレスを軽減する方法などを紹介します。
この記事を参考に、今後の夫婦関係をもう一度見直し、自分や家族が幸せに生きられる将来設計を考えてみてください。
目次
夫婦どちらかの不倫が発覚した場合における「再構築」は、夫婦間の大きなトラブルを協力して乗り越え、円満な家庭を築くために再出発することです。
夫(妻)の不倫が発覚した後に、幸せな夫婦関係を再構築することは可能なのでしょうか?
一度失った信頼関係を取り戻して共に生活するには多くの困難がありますが、関係の再構築に成功して幸せなになった夫婦もいます。
信頼していた相手に裏切られた感覚や大切な相手を不幸にしてしまった罪悪感は、簡単には乗り越えられません。
特に関係再構築を始めたばかりのうちは、頭で理解していたとしても行動が伴わないケースが増えがちです。
それでも夫婦関係を再構築するためには、「また幸せな夫婦になりたい」という思いを共有するのが大切です。
不倫発覚後の関係再構築は、被害者・加害者いずれかの意向や努力だけでは成功しません。
再構築が成功した後の家庭をイメージし、お互いに協力し合いながら努力を続ける必要があります。
夫婦がお互いに関係を再構築する覚悟を持っていても、実際に円満な過程を取り戻すまでには長い時間が必要です。
不倫された側は、相手を信じたいと思っても「またいつか不倫されるかもしれない」と不安を覚えたり、不倫された事実がフラッシュバックしたりする場合があります。
また不倫した側も、相手を傷つけてしまった罪悪感にさいなまれたり、自分の本音をなかなか言えずにストレスが溜まってしまったりする可能性があります。
特に不倫が発覚する前の関係が良好だった夫婦ほど、発覚後のダメージは大きくなりやすいです。
関係の再構築は、ゼロ地点ではなくマイナスからのスタートであると心得て、時間をかけながら少しずつ良好な関係に戻していきましょう。
夫婦いずれかの不倫発覚後、関係を再構築したいと思うのには以下のような理由があります。
◎ 子どもにかかる負担が心配だから
◎ 今すぐ経済的に自立するのが難しいから
◎ 周囲の家族・友人との関係を壊したくないから
◎ 今まで通りの生活を続けられるから
◎ 再び幸せな生活を取り戻したいから
順番に紹介していきます。
不倫が発覚した後、子どもの精神的な負担や将来的な成長が心配で、夫婦関係の再構築を選ぶ人がいます。
すでに子どもがいる家庭の場合は、夫婦の意向だけで離婚を選択するのが難しいです。離婚の結果、子どもにどのような負担がかかるかは考えざるを得ません。
特に、子どもが不倫をした夫(妻)になついている場合、親と離れることによって子どもが精神的なショックを受ける恐れがあります。
また、子どもが幼い場合は、成長していく中で多くの金銭的な負担がかかると推測できます。
経済的に苦しい状態では、子どもと過ごす時間が減ったり、習いごとや進学先の選択肢が少なくなったりするのも心配です。
そのため、まずは「子どもを共に育てていく関係」として夫婦関係を再構築する場合があります。
夫婦のどちらかに収入が偏っている場合、離婚後の経済的な負担を考えて関係の再構築を選ぶケースがあります。
不倫による離婚を検討するとき、収入が少ないまたは無い方は、生活費の確保について考えなくてはなりません。
共働きの場合でも収入が半減するため、離婚後の生活水準について想定しておく必要があります。
特にまだ子どもが幼い場合は、多額の養育費がかかります。
不倫による関係の再構築は簡単ではありませんが、経済的な負担をより深刻に考えて、現時点では離婚しない選択をする夫婦もいます。
周囲の家族や友人との関わりを気にして、関係の再構築を選ぶ夫婦もいます。
離婚する場合は、当然家族や友人、職場への報告が必要です。中には、離婚の理由を尋ねられる場合があるかもしれません。
離婚の理由が不倫であると知って心配してくれる人もいますが、面白がってうわさを流される恐れもあります。
不倫による離婚のうわさが広まって、そのコミュニティに居づらくなってしまう場合も考えられるでしょう。
夫婦関係の再構築を選ぶ理由には、ただでさえ離婚後の生活は不安が尽きないにもかかわらず、人間関係の悩みまで抱えたくないという思惑もあります。
今までの生活を壊したくないと思う夫婦は、不倫発覚後に関係の再構築を選ぶ場合があります。
不倫によって離婚すると、結婚していた時点の生活から変化する点がたくさんあります。
たとえば、住所や姓の変更、子どもの保育園や学校の移動、職場の手続きなどです。
また経済的な状況も変わるため、これまで通りの生活水準を保てるとは限りません。
生活が大きく変わることは、想像以上に肉体的・精神的な負担がかかります。
今まで通りの生活を送り続けたいと願う夫婦は、関係の再構築を目指す可能性があります。
関係の再構築を目指す理由には、再び良好な夫婦関係を築きたいことが挙げられます。
不倫が発覚しても相手への愛情が残っている場合は、元の関係を取り戻したいと望む可能性があります。
また一時的な愛情が覚めたと感じていても、少し時間が経てば、仲が良かったときを思い出す人は少なくありません。
特にこれまで大きなトラブルがなかった夫婦であれば、なおさら再びやり直したいと感じるでしょう。
関係を再構築するためには、夫婦関係が良好に戻った状態のイメージを共有するのが重要です。
再び幸せな家庭を築きたいという思いは、夫婦関係を再構築するために不可欠な要素です。
夫(妻)が不倫した後に再び夫婦関係をやり直す秘訣は、以下の5つです。
◎ お互いの本音をよく聞く
◎ 感情的な態度で接さない
◎ スキンシップの時間を大切にする
◎ 不倫された側も非がないか振り返る
◎ 不倫の話を蒸し返さない
関係を再構築したい思いが共通していても、実際に再び幸せな家庭を築くためには、多くの時間と努力が必要です。
紹介する5つの秘訣を参考に、夫婦で協力しながら取り組んでみてください。
夫婦関係をやり直すうえで、お互いの本音をよく聞くことは不可欠です。
不倫が発覚した直後は、相手に対する不信感や怒り、悲しみによって、コミュニケーションを取るのが苦痛に感じる場合もあるでしょう。
けんかや言い争いが続いて別居したり、ほとんど言葉を交わさなくなったりする可能性もあります。
しかし関係を再構築すると決めたのであれば、話し合うタイミングが必要です。
話し合いでは、自分の本音を相手に伝えることも重要ですが、それ以上に相手の本音を聞き出そうとするのが大切です。
自分の考えや感情を伝えることに集中してしまうと、相手は自分の思いが大切にされていないと感じ、なかなか素直に受け入れられません。
お互いに心を開いて素直に話し合うためには傾聴の姿勢を忘れず、まず相手の本音を聞き出すことを意識してみてください。
夫婦関係を再構築するためには、感情的な態度で接さないよう心がけるのが大切です。
日常的に相手を責めたり、自分の感情をぶつけすぎてしまったりすると、相手は自分の本音を伝えづらくなります。
本音を伝えづらくなれば家庭に居場所がないと感じ、別居するという選択に繋がってしまうかもしれません。
最悪の場合、再び不倫相手と関係を持ってしまう恐れがあります。
関係を再構築するためには、お互いに自分の考えを言いやすい状況を作るのが必要です。
相手の過ちを非難し続けるのではなく、これからの対応を冷静に話し合える環境作りを意識してみてください。
またどうしても感情を抑えられないときは、第三者に相談するのがおすすめです。
信頼できる家族や友人、カウンセラーや弁護士などの専門家に相談して、自分の感情をきちんと受け止めてもらえる場を作ってみてください。
夫婦関係の再構築をするためには、スキンシップの時間を作るのも重要です。
夫婦だけの時間を持って積極的にスキンシップをしたり、相手への前向きな思いを伝えたりすることは、関係再構築に不可欠です。
はじめは、スキンシップに抵抗を持つ人も多いでしょう。
特に不倫の被害者は、スキンシップの必要性を頭で理解できていたとしても、直感的に相手と触れ合いたくないと感じるかもしれません。
その場合は、夫婦の時間を作ることから始めるのがおすすめです。
一緒に料理をして食事したり、外に出かけたりしながら、2人でいる時間に慣れるようにしましょう。
慣れてきたら一緒にリビングで過ごす時間を増やして、抵抗感なく触れ合える状況を作るのが効果的です。
強い抵抗感が残っている状態で無理にスキンシップをしようとすれば、かえって心の負担になりかねません。
お互いに無理なく続けられるルールを作るなどして、スキンシップを増やしていきましょう。
夫婦関係を再構築するために、不倫された側が自分の行動を振り返るのが大切です。
不倫した側は、当然自分の行いを振り返り、反省する必要があります。
再び不倫することがないよう相手との関係を断ち切ったり、自分の行動を律するための方法を考えたりするのが不可欠です。
同時に不倫された側も、自分の非がないかを振り返ってみましょう。
不倫されたショックが強い状況では、自分の行動を見直すのは難しいかもしれません。
しかし実際には、不倫された側にも何らかの原因がある場合が少なくありません。
たとえば、夫婦間でのコミュニケーションが必要最低限だったり、相手への気遣いが少なかったりする原因が考えられます。
不倫の原因を根本的に解決すれば、再び良好な夫婦関係を築ける可能性が高まります。
不倫された側であっても、相手から何らかの要望を伝えられたときは、一度丁寧に耳を傾けてみてください。
再び良好な夫婦関係を築くためには、不倫の話をできる限り蒸し返さないよう心がける必要があります。
不倫された側は、事あるごとに不倫された事実や相手の顔が頭に浮かんで、苦しむときがあるかもしれません。
しかし度々不倫の話を持ち出すと、気持ちを新たにして改善しようと努力している相手の意欲を削いでしまう可能性があります。
一度話の決着がついたあとは、繰り返し不倫の話を出したとしても、これ以上状況が解決に向かう可能性が低いです。
夫婦関係を再構築すると決めたら、恋愛関係のトラブルがない限りは、不倫の話を蒸し返さないよう気をつけましょう。
特にけんかが起きたときは注意が必要です。
どうしても自分の感情を制御できなくなったときは、信頼できる友人や家族に相談して、気持ちを落ち着けてください。
夫婦関係を再構築しようと努力している間には、様々なストレスが生じます。
ストレスを軽くしながら関係再構築を目指すための方法を、3つご紹介します。
◎ 不倫相手との関係を完全に断つ
◎お互いのスケジュールを共有する
◎専門家に相談する
夫婦関係を再構築すると決めても、実際に幸せな家庭を築くまでには長い時間が必要です。
当然、関係の再構築に向けて努力している間にも、うまくいかないことがあってストレスが溜まってしまう場合はあります。
ストレスを軽くするための3つの方法を実行して、できる限り穏やかな気持ちで協力し合えるように工夫してみてください。
夫婦関係を再構築する際のストレスを軽減するためには、不倫相手との関係を完全に断つのが大切です。
仕事や生活上の必要があったとしても、不倫相手と関わり続けるのには大変なストレスがかかります。
不倫された側は「まだ不倫関係が続いているかも」と不安になったり、必要以上に相手を疑ったりせざるを得ません。
また不倫してしまった側も、心を入れ替えて努力しているにもかかわらず、繰り返し疑われるような状況に身を置くのはストレスがかかります。
場合によっては仕事や生活圏を変えるなどの工夫をして、不倫相手とは完全に関係を断つようにしてください。
夫(妻)の不倫が発覚した後は、お互いのスケジュールを共有しておくのがおすすめです。
不倫発覚後、被害者はどうしても簡単に相手を信頼できず、不安な気持ちになる時期が続きます。
不倫をした側が心を入れ替えていたとしても、連絡がつかない時間が続いたり家に帰ってくるのが遅かったりすると、相手を疑わざるを得ません。
お互いが相手をきちんと信頼できる関係に戻るまでは、スケジュールを共有し、不安になる要因を少なくするのが効果的です。
また仕事で帰りが遅くなる時は早めに連絡を入れたり、休日は夫婦一緒に過ごす時間を増やしたりするのも有効です。
スケジュールの共有は相手を束縛していると感じる人がいるかもしれません。しかしスケジュールの共有は、決定的に信頼を損ねた事態から再び関係を構築するまでの期間には、必要な工程です。
これまでお互いの時間に干渉していなかった夫婦も、スケジュール共有を検討してみてください。
夫婦の関係を再構築する際は、できる限り心の負担を減らすために、弁護士やカウンセラーなどの専門家に相談しましょう。
夫婦といえども、不倫が発覚した後は加害者と被害者という関係になるため、立場が平等ではありません。
2人だけで解決しようとしてもうまくいかない場合が多く、むしろ関係が悪化する恐れがあります。
また家族や友人を交えて話すのも可能ですが、関係性によってはやはり平等な関係になりません。
どちらかの肩を持つようなことがあれば、さらに話がこじれてしまいます。
不倫発覚後に夫婦の関係を再構築したいときは、第三者である専門家を交えて話し合うのが大切です。
弁護士やカウンセラーは、夫婦問題の解決に何度も立ち会ってきた経験があるため、適宜頼ってみてください。
不倫発覚後に夫婦の関係を再構築するためには、浮気相手との関係をきちんと断つのが重要です。
浮気相手との関係を完全に断たせる具体的な方法は、以下の3つです。
◎「不倫誓約書」を作成する
◎ 不倫相手に慰謝料を請求する
◎ 不倫相手の家族に報告する
順番に解説していきます。
二度と不倫関係が復活しないようにするために、「不倫誓約書」を作成しておくのがおすすめです。
「不倫誓約書」は、夫(妻)の不倫が発覚した後に、話し合った内容を記載した書類のことです。
具体的には、不倫した事実や慰謝料のことなどを書くのが一般的です。
「不倫誓約書」には、「二度と不倫相手に会わない」という約束や再度会った際のペナルティなどを記載できます。
不倫が発覚した直後に、口約束した相手の言葉を信頼し続けるのは難しいです。
夫婦関係を前向きに再構築していくためにも、話し合った内容をきちんと書面に残しておくのが大切です。
不倫相手との関係を断つためには、慰謝料を請求する方法もあります。
慰謝料を請求すれば、不倫相手に事態の重さを理解させ、再発を防止する効果が期待できます。
しかし慰謝料の請求には、不倫をしていたという確実な証拠が必要です。
パートナーや不倫相手に気づかれないように写真や音声などの証拠を集めるのは、簡単ではありません。
不倫の証拠集めを個人でやるのは限界があるため、探偵事務所などのプロに依頼するのがおすすめです。
ぜひ弊社にご相談ください。
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不倫関係を完全に断つためには、相手の家族へ報告するのが重要です。
夫(妻)の不倫は自分の家庭内の問題だけでなく、不倫相手の家族の問題でもあります。
不倫の事実が認められたときは、必ず相手の家族にも伝えましょう。
不倫相手の家族とも情報を共有できれば、再発防止にもつながります。
まずは自分のパートナーから、不倫相手やその家族の連絡先を聞き出してみてください。
連絡先を教えたがらない場合は、不倫相手との関係を優先している可能性があり、夫婦関係の再構築が難しくなるかもしれません。
この記事では、不倫が発覚した後に夫婦関係を再構築する秘訣やストレスを軽減する方法などを紹介しました。
夫婦のいずれかが不倫していたと発覚した後に、関係を再構築するのは容易ではありません。
しかし、相手の本音をよく聞き、感情的な態度で接さずにお互いが気持ちよく過ごせる家庭を目指して努力を続ければ、再び幸せな関係を築ける可能性があります。
そのためには、浮気相手との関係を完全に断つ、専門家に相談する、「不倫誓約書」を作成するなどの処置が必要な場合もあります。
はじめのうちは夫婦間で解決できない問題も多いため、第三者の専門家を頼ることも検討してみてください。
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