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この記事を読んでいるあなたは、
◎ スマホを触っているとき、パートナーの様子が不自然で怪しい
◎ パートナーの浮気を疑っていて、証拠を集めたい!
◎ スマホを勝手に見ても、離婚の原因にならないか知りたい
このように思っているかもしれません。
スマホを触っている様子や頻度に違和感を持ち、「もしかして浮気かも」と勘づく場合があります。
スマホが怪しいと思えば、誰とどんなやり取りをしているのか、スマホで何を見ているのかを知りたいと考えるのは自然なことです。
しかしパートナーであっても無断でスマホを覗くことは、あなたにとって不利な結果をもたらす危険性があります。
この記事では、最近耳にする「スマホ離婚」やその原因について紹介します。
またスマホに関するパートナーの行動から浮気を見抜く方法や、スマホを覗く行為が違法と見なされる条件も解説します。
目次
「スマホ離婚」とは、スマホに関する事柄をきっかけに夫婦の関係が悪くなり、離婚に至ることを指します。
スマホ離婚に含まれるケースは非常に広いです。
たとえばスマホ依存やそれに伴うコミュニケーション不足、SNSのやり取りから浮気が発覚したなど、夫婦ごとに様々なパターンがあります。
「スマホの使い方で離婚なんて大げさだ」「我が家だって似たようなトラブルが日常的に起きている」と考える人もいるでしょう。
しかし今やスマホは日々に欠かせない道具となっていて、スマホの使い方について価値観が合わないことは十分な離婚の理由になります。
またスマホの使い方ややり取りをきっかけに、浮気が発覚する場合も少なくありません。
実際にどのような原因がスマホ離婚につながっているのか、確認しておきましょう。
スマホ離婚につながる主な原因は、以下の5つです。
◎ 1日中スマホを見ている
◎ 2人の会話が減っている
◎ 秘密がバレる
◎ 浮気の証拠が見つかる
◎ スマホを覗かれて嫌な気持ちになる
順番に解説していきます。
1日中ゲームやSNSなどでスマホを使用していることで、離婚につながる場合があります。
スマホには楽しくて依存してしまうようなコンテンツがたくさんあります。「依存症」との診断を受けるまでに至らなかったとしても、1日中スマホを見続けてしまう人はいるでしょう。
しかしスマホばかりを見ていて家事をしてくれない、休日でも子ども面倒をみないなどの状況に嫌気がさして、離婚を決意する人もいます。
またスマホの使い方に口出しされるのが嫌で、離婚を考える人もいるでしょう。
スマホの使い方の認識がずれていると、夫婦の関係にひびを入れる原因となる恐れがあります。
スマホ離婚の原因の一つは、スマホの見過ぎによる夫婦間のコミュニケーション不足です。
たとえば、スマホをずっと見ていて話しかけてもきちんと応じてくれない状況が続くと、離婚を決意する人がいます。またお互いにスマホばかり見ていて、気づくと相手をほとんど知らない状態になっていたというケースも考えられます。
食事中すらもスマホをいじっている人や、スマホに夢中でパートナーだけでなく子どもとのやりとりすら減っている人は要注意です。
コミュニケーション不足によって結婚生活を続けられなくなる可能性があるため、スマホの使い方を見直す必要があるでしょう。
夫婦のどちらかが相手のスマホを見たことで、隠していた秘密がバレる場合があります。
パートナーが常にスマホを持ち歩いていれば、違和感を持ってついスマホの中身を盗み見てしまう人もいるでしょう。
スマホを見た結果、嘘をつかれていたと判明したり、理解を示せないような趣味の写真、購入履歴が見つかったりすると、離婚に至る恐れがあります。
当然パートナーのスマホを無断で見ること自体には、プライバシー保護の観点から批判もあります。
しかしいずれにせよ、受け入れられないパートナーの性質を知ってしまった事実によって、婚姻関係を続けられないと感じる人がいます。
SNSや着信履歴など、スマホから浮気の証拠が見つかる場合があります。
スマホは生活に密着しているため、浮気相手との関係においてもスマホを一切使わないのは難しいです。
スマホに浮気相手とやり取りした履歴やプレゼントの購入履歴などが見つかれば、他の異性と浮気関係にあると判明する場合もあるでしょう。
またスマホを肌身離さず持ち歩いたり、不自然にパスワードを変更したりする行為自体が、浮気に気づくきっかけにもなります。。
浮気が発覚すれば夫婦関係は見直さざるを得ないため、スマホ離婚の代表的な例といえるでしょう。
相手の許可なくスマホを覗くのは、場合によっては違法行為にあたります。
そのためスマホを覗かれて嫌な気持ちになったこと自体が、離婚の理由になるケースも考えられます。
たとえばLINEの中身を勝手に見たり、トークを転送したりする行為は「不正アクセス禁止法」に抵触する恐れがあります。
また位置情報アプリなどを無断で相手のスマホにインストールすれば、「不正指令電磁的記録供用罪」に問われるかもしれません。
相手の許可を得てスマホを見る分には問題ありませんが、普段から相手のスマホ使用に干渉しがちな人は注意してください。
スマホの使い方の変化などは、パートナーの浮気を見抜くきっかけになります。
スマホに関連するもので、浮気の可能性が考えられる行動はおもに以下の4つです。
◎ スマホのパスワードが変わった
◎ 自宅と会社以外によく通っている場所がある
◎ スマホを肌身離さず持っている
◎ スマホを見る時間が長くなった
1つずつ紹介していきます。
スマホのパスワードが急に変わったり、新たにパスワードを設定したりした場合は、浮気の疑いがあります。
夫婦の中には、お互いのスマホのパスワードを共有している人たちもいるでしょう。気づいたら自分が知っているパスワードでなくなっていたときは、何かスマホの中に隠したい情報があるのかもしれません。
またスマホに加えて、新たにLINEのパスワードを設定した場合も注意が必要です。
誰かに見られたくないやり取りや、バレると都合の悪いトーク履歴が残っている可能性があります。
スマホやLINEのセキュリティに必要以上にこだわっているなど、パートナーの行動に不審な点がないか注意しておきましょう。
スマホの位置情報を見た際に、自宅と会社以外でよく通っている場所がある場合は注意が必要です。
最近ではスマホの位置情報をお互いに共有できるアプリが登場し、スマホの位置情報をもとに相手のいる場所を特定できます。
あなたが知らない場所にパートナーが一定期的に頻度で通っている場合は、浮気を疑うとよいでしょう。
またアプリの履歴からも、過去の位置情報を知れます。
勝手にスマホを覗くのは違法行為になる場合がありますが、本人の同意を得られたらチェックしてみてください。
どこへでもスマホを肌身離さず持ち歩いている人は、中に見られたくない内容が含まれている可能性があります。
トイレやお風呂へ行く際もスマホを手放さない場合は、浮気相手からの連絡を待っていたり、隠し事をしたりしているかもしれません。
特に、これまではスマホの管理に無頓着だった相手が、突然スマホを常に持ち歩くようになったときは注意が必要です。
さりげなく「なぜスマホをずっと持ち歩いているのか」と尋ね、反応を観察してみましょう。
中には、仕事の連絡などを理由にスマホを持ち歩く人もいます。
むやみに浮気を疑うと、相手が本当に浮気していなかった際に、夫婦関係が悪化する原因になる恐れがあるため注意してください。
以前よりもスマホを見る時間が長くなった場合は、浮気している可能性があります。
パートナーが1日に何度もスマホを見たり、長時間誰かとやり取りしていたりするときは、浮気相手と長い時間やり取りしているかもしれません。
話しかけてもスマホに夢中で上の空なときは、特に注意が必要です。
また家族が寝静まった後に、こそこそと1人でスマホをいじっている場合も、家族に隠し事があると疑うのが妥当だといえます。
さりげなく「なぜ最近スマホばかり見ているの?」と尋ねて相手の反応を覗ってみるのがおすすめです。「仕事だから」など曖昧に返事されたときは、より少し詳しく浮気調査を始めてみましょう。
たとえ夫婦であっても、スマホを勝手に覗くと相手のプライバシーを侵害する恐れがあります。
「プライバシー権」について、詳しく紹介します。
プライバシー権は、簡単にいうと個人情報を無断で公表されない権利のことです。
個人情報には名前や住所、電話番号だけでなく、私生活上の事実や他人に知られたくない事柄が広く含まれます。
そのため夫婦のような非常に近しい間柄であっても、相手のプライバシー権を侵害しないように注意が必要です。
第三者に伝えるつもりがなかったとしても、勝手にスマホを見ただけでプライバシー権の侵害にあたる可能性があります。
プライバシー権を侵害したと認められたら、場合によっては損害賠償責任を負わなくてはなりません。
たまたま置いてあったスマホの通知を見ただけであれば、プライバシー権利の侵害にはあたりません。
しかし意図的にスマホを覗き見る行為は、法律に抵触する可能性があるため避けた方が無難です。
メッセージなどのやり取りを覗き見た場合、送り手のプライバシーも侵害している可能性があります。
あなたがパートナーのスマホを覗くと、浮気相手に限らずたくさんの人とメッセージをやり取りした履歴が残っているでしょう。
中には個人情報のやり取りをしたものや、パートナーに対してのみ打ち明けた話があるかもしれません。
気軽な気持ちでパートナーのスマホを盗み見ると、パートナー以外の相手に迷惑をかける恐れがあるため注意が必要です。
あなたが深く考えずに行ったスマホに関する行動は、実は違法行為かもしれません。
たとえば、以下の3つは違法行為として認められる場合があります。
◎ 他の人とのやり取りを勝手に覗く
◎ 無断でアカウントにログインする
◎ 自動で実行されるプログラムなどを組み込む
順番に解説していきます。
たとえ夫婦であっても、SNSやメールによる他の人とのやり取りを無断で覗くことはプライバシー権の侵害にあたります。
メッセージをやり取りしている相手のプライバシーを侵害する可能性があり、名誉棄損や侮辱罪(名誉感情侵害)にあたるかもしれません。
プライバシーを侵害した証拠が残っていると、離婚裁判や慰謝料の請求などで不利になる可能性もあります。
またパートナーと浮気相手が肉体関係にあったことを示せなければ、証拠としての有効性も低いです。
浮気発覚後の話し合いや慰謝料の交渉などを有利な条件で進めたい場合は、スマホを勝手に覗いて証拠集めをするのは避けるのが無難でしょう。
相手のアカウントに無断でログインすると、「不正アクセス禁止法」に抵触する恐れがあります。
不正アクセス禁止法は、アクセス権限を持っていないコンピューターネットワークに侵入し、正規利用者のパスワードを不正取得することなどを取り締まる法律です。
パスワードが保存されていて自動ログインになっていたとしても、アプリを開けばアクセスしたと見なされるため注意が必要です。
具体的には、LINEのトークを無断で閲覧したり、内容を転送したりする行為があてはまります。
不正アクセスを行った場合、懲役や罰金が科される可能性もあります。
起動すると自動で実行されるプログラムなどを組み込むと、「不正指定電磁的記録供用罪」に問われる可能性があります。
不正指定電磁的記録供用罪は、もともとコンピューターウィルスの拡大を取り締まるために作られた法律です。
浮気調査においてやりがちなのは、本人に無断でアプリをインストールする行為です。
パートナーが密会している場所を特定したいときは、位置情報を知りたいと考える人もいるでしょう。
しかし実際に位置情報アプリを無断でインストールした結果、不正指定電磁的記録供用罪が適用された事例があります。
位置情報を調べたいときはGPSなどを利用して、相手のスマホへ勝手にアプリをインストールするのは避けましょう。
スマホをチェックする以外にも、パートナーの浮気を見抜く方法はあります。
ここでは、以下2つの方法を紹介します。
◎ グッズを使用する
◎ 探偵に依頼する
パートナーの浮気を見抜くためには、調査グッズを使用するのがおすすめです。
たとえばドライブレコーダーを使えば、車内で浮気相手と電話している様子を撮影できる可能性があります。
またパートナーの足取りを確かめるために、GPSを使用する方法もあります。相手のスマホに無断でアプリをダウンロードするのは違法なので、位置情報を知りたい場合はGPSが良いでしょう。
浮気の調査グッズは数千円から用意できるものもあり、手軽に利用できるのが魅力です。
ただし調査グッズは、相手にバレないよう計画的に仕掛けなければなりません。
浮気を調査しているとバレれば、実際はパートナーが浮気していなかった場合、夫婦仲の悪化につながります。
また浮気していた場合は、残りの証拠を隠されたり、仕掛けたグッズを壊されたりする結果になりかねないため、十分注意しましょう。
確実に浮気の証拠を集めたい人は、探偵事務所に依頼するのがよいでしょう。
探偵に依頼すれば、1人で浮気調査するよりも有効性の高い証拠を集めやすくなり、慰謝料や離婚についての話し合いを有利に進められます。
探偵はパートナーに顔がバレていないため、浮気現場の証拠写真なども撮影しやすいメリットがあります。
タイミングによっては現場に急行して証拠をおさえられるため、急な事態でもチャンスを逃しません。
また探偵業法の範囲内で調査するため、法律に抵触していないか心配する必要がありません。
ココサービスには話しやすい女性の相談員もいるため、ぜひ気軽にお問合せください。
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スマホに関する浮気・離婚について、よくある質問は以下の3つです。
◎ SNS上だけの浮気でも離婚できる?
◎ スマホで集めた情報は証拠として認められる?
◎ 慰謝料はどんなケースで請求できる?
順番に紹介していきます。
パートナーの同意があれば、SNS上の浮気であっても離婚できます。
しかし裁判する場合は、法定離婚事由にあてはまるかどうかによって、離婚できるか否かが変わります。
法定離婚事由の代表的なものは、パートナーと浮気相手の間に性的関係があることを指す「不貞行為」です。
SNS上の浮気は不貞行為を伴わないため、該当しません。
しかしSNS上の浮気によって夫婦仲や家庭状況が破綻している場合、「その他婚姻を継続し難い重大な事由」にあてはまる可能性があります。
「その他婚姻を継続し難い重大な事由」に該当すれば、SNS上の浮気であっても裁判で離婚を認められる可能性があります。
スマホで集めた情報は、基本的に証拠として認められます。
スマホを盗み見ても、LINEを無断で見て「不正アクセス禁止法」に抵触したとしても、証拠として使えなくなるわけではありません。
ただしスマホを無断で見たり操作したりすれば、パートナーから損害賠償請求されたり、離婚条件として主張されたりする可能性があります。
慰謝料や離婚の話し合いを有利に進めたい場合は、スマホの覗き見を避けて証拠を集めるのがおすすめです。
慰謝料は、浮気によって精神的苦痛を被ったときに請求できます。
不貞行為による離婚であれば、パートナー以外と性的関係を持つことは不法行為となるため、慰謝料を請求できます。
しかし不貞行為を伴わないSNS上の浮気などは、慰謝料を請求できる可能性が低いです。
またスマホの使い方に関する認識の齟齬や会話不足は、価値観の不一致として見なされ、慰謝料を認めてもらうのは難しいといえます。
この記事では、最近耳にする「スマホ離婚」やその原因について紹介しました。
「スマホ離婚」とは、スマホに関する事柄をきっかけに夫婦の関係が悪くなり、離婚に至ることです。
スマホ依存やそれに伴うコミュニケーション不足、SNSのやり取りから浮気が発覚したなど、夫婦によって様々な原因が考えられます。
またスマホに関するパートナーの行動から、浮気を見抜ける可能性があります。
パートナーのスマホのパスワードが変わった場合やスマホを肌身離さず持ち歩いているときは、他に浮気の兆候がないか注視しましょう。
ただし夫婦であっても、スマホを勝手に覗くと相手のプライバシーを侵害する恐れがあります。
慰謝料や離婚の話し合いを有利に進めたい人は、他の浮気調査グッズや探偵事務所を利用するのがおすすめです。
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