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この記事を読んでいるあなたは、
◎パートナーが浮気を繰り返すのは病気なの?
◎浮気性な性格は、どうすればなおる?
◎浮気性な人には、どんな特徴・共通点がある?
このような疑問を持っているかもしれません。
パートナーに何度も浮気を繰り返されると「もはや病気なのではないか」と疑う人もいるでしょう。
どうすれば浮気癖がなおるのか、本気で知りたいと考える人もいるはずです。
この記事では、どうしても浮気を繰り返してしまう理由や浮気性な人の共通点について解説します。
また浮気癖を直すための方法や、あなたが不利にならないように別れるためのポイントもお伝えします。
この記事を読んで、パートナーとの関わり方を再度見直してみてください。
目次
「浮気症」という病気自体は、医学上存在しません。
しかし、自分の意志に反して浮気を繰り返してしまう人はいます。
頭では悪いことだと理解していても、その場になると歯止めがきかず、何度も浮気を繰り返してしまうのです。
やめたい・やめるべきだと分かっているのに、お酒やたばこ、ギャンブルなどをやめられない依存症にも似ています。
つまり「自分の意志だけではやめられない」という点において、浮気を繰り返す行為にも病的な性質があるといえるでしょう。中には、浮気が悪いことだと認識していない人もいます。
浮気は悪いことですが、自分の意志でやめられない人や罪悪感を持っていない人に何度も怒ったところで、効果は薄いです。
浮気癖な人の考え方や特徴を理解し、交際を避けたり、具体的に対策したりするのが重要です。
浮気を何度も繰り返してしまうのには、以下のような理由が考えられます。
◎罪悪感がない
◎異性への欲求が強い
◎常に誰かとつながっていたい
◎異性関係によって自己肯定感を保っている
◎パートナーとの関係に不満がある
順番に紹介していきます。
浮気を繰り返す理由の1つは、理屈では悪いことをしていると知っていても、心の中では大して罪悪感を持っていないためです。
浮気を悪いと思っていないため、浮気が発覚したときに謝罪していたとしても、心から反省しているわけではありません。そのため、すぐに浮気を繰り返してしまいます。
また罪悪感なく浮気する人は、パートナーが悲しい思いをしていると認識していません。中には、自分が浮気されてもあまり気にならない人もいるでしょう。
パートナーが罪悪感なく浮気を繰り返す場合、そもそもあなたとは異性関係に対する価値観がずれています。
交際を続けていくためには、異性関係や恋愛についての考え方をすり合わせ、お互いに歩み寄る必要があるでしょう。
異性に好かれたい気持ちや性的欲求が強いと、浮気を繰り返しやすい傾向があります。
パートナーに対して罪悪感があったとしても、その場の雰囲気や自分の欲求を優先し、浮気してしまうということです。
異性への欲求が強いと、パートナーとの関係だけでは満足できないと感じる場合があります。
具体的には、パートナーからもっと求められたいと思ったり、性行為の頻度を増やしたいと感じたりするのです。
そのため、他の異性と良い雰囲気になったり相手から誘われたりした際は、断る意志を強く持ちづらくなります。普段はパートナーを大切にしているように見えても、ふとしたきっかけで体の関係を持ってしまうことがあるでしょう。
異性への欲求は、自分でコントロールするのが難しい部分です。
パートナーと関係を続けたい場合は、相手の欲求について理解を深め、共に解決策を探る必要があります。
心のどこかで寂しさを感じていて、常に誰かとつながりたいと思っていると、浮気しやすくなります。
1人の時間を大切にできたり、自分で楽しみを見つけられたりする場合は、浮気の心配が少ないです。
しかし常に誰かとつながっていたいと感じている場合は、パートナーが忙しい時などに浮気してしまう可能性があります。
パートナーと会えない時期やかまってもらえない時間に、他の異性とのつながりを求めてしまうということです。
「誰かとつながりたい」という思い自体は、誰しも感じるときがあるでしょう。しかしその欲求が強すぎると、常に異性とのつながりを探し求めて、浮気を繰り返すことになります。
パートナーが寂しい思いをしていて浮気を繰り返しているようであれば、一緒に過ごす時間を増やすのがよいでしょう。
また、パートナーが1人で自立して楽しめる趣味や仕事を見つけられるように、サポートするのもおすすめです。
異性関係によって自己肯定感を保っている場合は、浮気を繰り返しやすくなります。
異性から好かれると、同性から認められるだけでは得られない嬉しさを感じる人は多いでしょう。
「異性から認められると喜びを感じる」「異性にと自信が持てる」と考えている人は、少なくないはずです。
しかし異性から認められないと自己肯定感を保てない人は、浮気しやすい傾向があります。
パートナーとの関係がうまくいかないとき、自分に自信を持つために他の異性との関係を求めてしまうためです。
パートナーよりも自分を受け入れてくれると思える異性に出会えば、あっさり浮気してしまうでしょう。
また「パートナーがいたとしても、他の異性から人気のある自分」に喜びを感じ、浮気を繰り返してしまうこともあります。
パートナーとの関係に不満があると、浮気しやすくなる傾向があります。
たとえば、パートナーが自分の交友関係に口出ししてくるのが嫌だと思っている人もいるでしょう。「飲み会中にいつも連絡が来るのがうっとうしい」「何時に帰ってくるかしつこく聞かれるのが嫌だ」などです。
反対に、「家庭を大切にしてくれない」「自分を放って、友人とばかり一緒にいる」などの不満を持つ人もいるはずです。
いずれにせよ不満が溜まると、他の異性の方が自分のことを理解してくれると感じて浮気しやすくなります。
どんな人間関係においても、分かり合えるときと理解できない/してもらえないと感じるときがあります。
そのため浮気相手に逃げたところで、再び相手に不満を感じる可能性は高いです。
夫婦/カップル間に生じている問題を認識し、お互いに歩み寄って不満を解消するのが大切です。
どんな人でも浮気する可能性はありますが、特に浮気性な人には以下のような共通点があります。
◎交友関係が派手で人気者
◎異性からの見られ方を気にしている
◎好みや持ち物が頻繁に変わる
◎寂しがり・甘えたがり
1つずつ紹介していきます。
交友関係が派手で誰からも人気がある人は、浮気性な場合があります。
誰からも人気があるということは魅力があるため、パートナーがいたとしても異性から誘われやすいです。
その人自身が八方美人で、いろいろな人に良い顔をしている可能性があります。
意識的に行っているとは限りませんが、パートナー以外の異性に対しても好かれそうなふるまいをしてしまうでしょう。
また多くの人から誘われる自分が好きという人は、パートナー以外の異性からも気に入られたいと思っています。そのため、パートナーが傷つくかどうかは考えず、自分の自尊心のために異性から気に入られよう人もいるでしょう。
異性からの見られ方を過度に気にしている人は、浮気癖を持っているかもしれません。
ただおしゃれに気を遣っているだけでなく、異性から好印象を持たれそうな服装をしている人が浮気しやすいです。
特に、同性だけの集まりと異性もいる集まりで、服装の系統が大きく変わる人は注意が必要です。
身だしなみだけでなく、異性が喜びそうな振る舞いをしている場合も浮気性な可能性があります。
たとえば、女性をエスコートするのが上手な男性や、男性にうまく甘えられる女性などです。
誰しもある程度は異性からの見られ方を気にするでしょう。しかし、同性と異性で明らかに態度が変わる人は浮気しやすいといえます。
好みや持ち物がころころ変化する人は、浮気しやすい傾向があります。
たとえば、かばんや靴を1シーズンで買い替えたり、好きなアーティストがすぐに変わったりする人のことです。
好奇心が旺盛なだけとも捉えられますが、飽きっぽくて新しいもの好きの人は要注意です。
自分のパートナーに対してもすぐに飽きてしまい、他の異性に目移りしてしまう可能性があります。
このタイプは「新しい」ということ自体に価値を感じているため、浮気しないとしても長く交際し続けるのが難しいでしょう。
寂しがり屋な人や甘えたがりの人も、浮気癖があるかもしれません。
具体的には、常にSNSを見ている人や1人で行動できない人は、寂しがり・甘えたがりの可能性があります。
女性に限らず男性も、心の中では異性に甘えたいと思っていることが珍しくありません。
外では気を張らなくてはならない分、パートナーには弱いところも受け入れてほしいと感じる人もいるでしょう。
パートナーが忙しそうだったり何度もデートやセックスを断られたりすると、自分は大切にされていないと感じてしまいます。
寂しいと感じている中で他の異性から優しくされれば、「この人なら自分を満たしてくれる」と浮気してしまうでしょう。
パ―トナー浮気性をなおすのは根気のいることですが、たとえば以下のような方法でアプローチできます。
◎浮気で傷ついていることを伝える
◎お互いの価値観や考えについて話し合う
◎カウンセラーに相談する
◎浮気のペナルティを決める
◎探偵に依頼して証拠を集める
順番に解説していきます。
浮気を繰り返すパートナーには、あなたがどれほど傷ついているかを伝える必要があります。
浮気する人の中には、一般的に浮気が悪いことだと理解していても、あまり罪悪感がない人もいます。
「みんな少しは浮気するだろう」「本当に愛しているのはパートナーだから問題ない」などと考えている人のことです。
そんなパートナーには、1回1回の浮気であなたがどれほど傷ついているかを伝え、罪悪感を持たせるのが重要です。
怒ったり批判したりされるよりも、大事な人を自分が傷つけていると気づく方が、浮気防止に効果的です。
あなたが傷ついていると分かっても浮気を繰り返すならば、この先一緒にいても幸せになれない可能性が高いです。
浮気を繰り返させないために、お互いの性に関する価値観や考えを話し合うのが重要です。
自分はありえないと思っているパートナーの行動も、相手は普通のことだと思っているかもしれません。
どこからが浮気か、何をされると悲しいかをお互いに話し合い、妥協できるポイントを探しましょう。
また浮気を繰り返すパートナーが、自分の性癖や性欲について悩んでいる可能性もあります。
その場合は、浮気はだめだと突き放すのではなく、どうすれば浮気せずにすむか解決策を共に話し合うのがよいでしょう。
あなた自身が浮気されたことで傷ついている場合、冷静に話し合うのは難しいと感じるかもしれません。
しかしパートナーと一緒にいたいのであれば、相手がどうして浮気を繰り返すのを知るのも大切な工程です。
浮気を繰り返させないためにパートナーと話し合うのが難しい場合は、カウンセラーに相談するのがおすすめです。
浮気症という病気はありませんが、自分の心やパートナーとの関係と向き合うためには、第三者の視点が役立ちます。
相談しづらいと感じるかもしれませんが、勇気を出してカウンセラーに打ち明ければ、問題がクリアになるかもしれません。
またお互いに歩み寄るためには、自分の悲しみや困りごとを誰かに受けとめてもらうのも重要です。
夫婦/カップル同士だと話しづらいことや聞いてもらえないことを、カウンセラーに話してみるのもよいでしょう。
浮気を繰り返させないためには、浮気のペナルティを決める方法もあります。
たとえば「次に浮気したら別れる」と伝えたり、慰謝料を設定したりするのが有効です。
浮気を繰り返す人は、パートナーに浮気がバレることによるデメリットをあまり感じていない場合があります。謝罪すれば何とかなると思っていたり、別れることはないだろうと考えていたりするのです。
そのため、パートナーが浮気によって自分にも不利が生じると感じられるようなペナルティを決めるのが重要です。
相手の考えや性格、経済状況などを踏まえて、どんなペナルティなら効果を発揮するか考えるとよいでしょう。
探偵に依頼して浮気の証拠を集め、「2度と浮気しない」と念書を書かせるのも有効です。
効力を発揮する浮気の証拠とは、パートナーが他の異性と肉体関係を持ったことを示す記録のことです。
パートナーが浮気性だと分かっていても、実際の証拠は掴んでいない人もいるでしょう。
浮気の証拠があれば、パートナーに浮気を認めさせて念書を書かせることができます。念書に、次回浮気した際のペナルティを書いておけば、より浮気防止に役立つでしょう。
しかしパートナーの不貞行為を示す証拠を集めるのは、案外難しいといえます。
尾行したり証拠写真を撮影したりしなくてはならないため、途中でバレたり、あなたの時間が削られたりするのです。
そのため本格的な証拠集めをしたい場合は、探偵に依頼するのがおすすめです。
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パートナーの浮気性がどうしてもなおらない場合、別れるのも1つの選択肢です。浮気性なパートナーと別れる際は、以下のポイントをおさえておきましょう。
◎事前に予告しておく
◎慰謝料を請求できる可能性がある
それぞれ紹介していきます。
浮気性な人と別れる際は、「次に浮気したら別れる」と事前に予告しておくのがおすすめです。
浮気を繰り返す人は、自分が異性に好かれているという自信がある場合が多いです。そのため、パートナーから別れを切り出されることを想定していないことがあります。
いきなり別れを切り出されると、暴力的になったり、なかなか受け入れられずに揉めてしまったりするかもしれません。
そのため「次に浮気したら別れる」と予告しておくようにしましょう。別れを切り出されたのには自分にも落ち度があると認識させることで、逆ギレされるのを防ぐ効果があります。
婚姻関係があったり事実婚していたりすれば、浮気による慰謝料を請求できるかもしれません。
法的に浮気と認められるのは、パートナーが他の異性と肉体関係にあったことを証明する証拠がある場合です。離婚する前に、探偵などに依頼してきちんと証拠を集め、慰謝料を請求すると良いでしょう。
また婚約関係だった場合は婚約破棄となるため、慰謝料を請求できるかどうか弁護士に相談するのがおすすめです。
ただし恋人同士の場合、慰謝料の請求は難しいため注意してください。
パートナーの浮気癖は、別の疾患によって誘発されたものかもしれません。
以下の疾患に心当たりがある場合は、自分たちだけで解決しようとせず、医療機関を受診するのが大切です。
◎うつ病
◎セックス依存症
うつ病の人は、浮気率が高いと言われています。
精神的に弱っているときは、誰かに認めてほしいという思いから、浮気してしまう可能性が考えられます。異性との関係を多く持つことで、自信や自己肯定感を維持するケースもあるでしょう。
また過度にストレスを感じると、非日常的な刺激を求めて浮気する場合もあります。特にパートナーとの関係に悩んでいる場合は、他の異性との関わりを求めてしまうかもしれません。
うつ病にかかっている人は誰もが浮気するという認識は、誤りです。
しかし浮気癖がある人がうつ病を発症している可能性はあるため、その他の行動も注視する必要があります。
セックスに限らず、過激な性的嗜好があったりマスターベーションが多い傾向にあったりする場合、セックス依存症と判断されます。
セックス依存症の場合、相手への愛情や恋愛感情ではなく、自分の性欲や感情を満たすために肉体関係を持ってしまいます。
誰もが進んでセックスに依存しているわけではなく、自分の症状に嫌悪感を持っている依存者も存在します。
そのためパートナーがセックス依存症の場合は、本人の苦しみを認識しながら症状の改善を図る必要があります。
この記事では、どうしても浮気を繰り返してしまう理由や浮気性な人の共通点について解説しました。
また浮気癖を直すための方法や、あなたが不利にならないように別れるためのポイントについてもお伝えしました。
この記事を参考に、パートナーとの関わり方を今一度見直し、具体的な対策や取るべき行動について考えてみてください。