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2019年11月9日にボクシングファン注目の一戦があります。
ボクシングWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥
VS
5階級制覇王者のWBA同級スーパー王者ノニト・ドネアとの
ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)です。。
ぜひとも勝ってほしいですね!
以下、「日刊スポーツ」引用
ボクシングWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)がスピード重視の特注トランクスで大一番に臨む。
今日7日、さいたまスーパーアリーナで5階級制覇王者のWBA同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)とのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝を控えた6日、都内で前日計量に臨んで1発パス。2カ月以上かけて完成させた「勝負服」で階級最強を証明する。
WBC世界同級王座統一戦に臨む暫定王者井上拓真、正規王者ノルディーヌ・ウバーリも1発で計量クリアした。
◇ ◇ ◇
心身ともに最高潮に達したモンスターがドネアと視線を合わせた。約20秒間。視線をそらさずにフェイスオフを終えた。「計量も無事、お互いに済んで、いよいよお互い最高の試合をするだけ。今、最高の気持ちでいっぱい」。体調を心配する大橋会長の意向でWBSS公式インタビューの取材以外は受けずに帰宅した井上尚の表情には、自信の笑みが浮かんでいた。
勝敗ポイントに「スピードを意識して上回る」と分析していた井上尚は、ひそかにドネア戦仕様トランクスの製作を進めてきた。5月のWBSS準決勝からトランクスの特注を開始。今回は生地だけで20種類以上から選び、8月から担当者と話し合いながら自身の意見を伝えてきた。スピードを最大限に生かすため、着用時の動きやすさを重視したラインを追求してきた。2カ月半ほど費やし、輝くグレーをベースにブラックのラインが入った決戦トランクスが完成した。
海外ブックメーカーの英ウィリアムヒル社ではドネア勝利の5・5倍に対し、井上尚勝利が1・14倍を推移した。オッズ有利の質問を受けた井上尚は「それほど差はないと。ボクシングはいつ、どこで、何が起こるか分からない。オッズは頭から外して明日は戦います」と警戒心を緩めない。
5階級制覇、2階級で2団体統一王者と軽量級のレジェンドとして君臨してきたドネアと拳を交える。「すごく満足する試合になる。今後の大きな試合に向けての第1歩」。納得の準備を整え、井上尚が日本ボクシング界に大きな歴史に刻む時が来た。